副業のWebデザイン、低単価から抜け出せない|単価を上げた人とやめた人の3つの違い
「やっと仕事を受けられたのに、時給換算すると数百円にしかならない……」
「このままでは、本業や家のことと重なって体がもたないかもしれない」
やっと仕事を受けられたのに、時給にしたら数百円……。このまま続けて意味あるのかな。
最初の単価が低いのは、多くの人が通る道だよ。抜け出した人は、仕事の受け方を変えていたんだ。
スキルを身につけて最初の仕事をつかみ取ったからこそ、消耗してあきらめたくはないはずです。
副業でWebデザインに取り組む人たちの声を見ていくと、低単価を抜け出せた人と途中でやめてしまった人の違いは、制作スキルの差というよりも仕事の受け方にありました。
この記事では、両者を分けた3つの違いと、スクール検討中の方が無料相談で確認しておくべきポイントをお伝えします。
目次
まず知っておきたい:最初の単価が低いのは普通
最初の仕事の単価が低いのは、決してあなただけではありません。
「作業時間はそれなりにかかるのに、この報酬。」
— スクールを卒業した主婦の人(note)
この方が引き受けたのは、商品画像20点分の加工で報酬100円という仕事でした。
「単価6,000円のバナー1枚に、僕は11時間かけていた。」
— 会社員の人(note)
時給を計算すると545円。本業を終えたあとも修正や連絡対応に追われ、疲れ果ててしまったと振り返っています。
最初の単価が低いこと自体は、多くの人が経験する通過点です。大きな分かれ目となるのは、その状況から何を変えたかでした。
違い1:提案の見せ方を変えたか
1つ目の違いは、仕事に応募する際の見せ方です。
クラウドソーシングにおいて、テキストのみで提案文を送っていた方がいます。
「仕事は取れたけど、短納期と低単価で徹夜になって、時給換算は約100円でした。」
— 子育て中のWebデザイナー(note)
この方は慣れてきた段階で、応募時にデザインのラフ案を添えるように変えました。その結果、3〜5件の応募で2件決まるようになり、1件あたりの作業時間は約3時間、時給換算で2,000円以上になったと述べています。
また、すでに継続して依頼してくれている発注者に対し、単価を上げる理由を丁寧に伝えて相談した方もいます。
「思っていたよりもずっとスムーズに話が進みました。」
— 異業種からデザイナーになった主婦の人(note)
一方で、同じやり方のまま応募を続けた人は苦境に立たされました。40代から副業を始めたある方は、月に100件応募して通ったのは2万円の仕事が1件のみ。その後も3,000〜5,000円の仕事が月に1〜2件程度にとどまったと記しています。
むやみに応募数を増やすよりも、発注者が完成形を具体的にイメージできる提案を行うほうが、決まりやすく、単価も上がっていました。
違い2:続けて頼まれる仕事に移れたか
2つ目の違いは、毎回ゼロから新しい仕事を探し続けなかったことです。
単発の仕事への応募と売り込みを繰り返していたある方は、制作会社の外注募集に応募し、継続して依頼を受ける体制へとシフトしました。素早い返信や進捗報告を徹底したことで、ほかの仕事の紹介も増えたといいます。
「現在、私の仕事はすべて継続案件と紹介です。」
— 元制作会社デザイナー・フリーランス5年目(note)
300円のサムネイルや500円のバナー制作からスタートした方も、応募を継続するなかで2社との業務委託契約に結びつけました。
「今でも継続的にお仕事をさせていただいてます!」
— スクールの仲間を見て学び始めた人(note)
0歳と2歳の子どもを育てながら学んだ方は、受講7か月目あたりから定期的な依頼や知人からの紹介が増え、月収が約2.5万円、4万円、5.2万円と伸びていきました。この方は、次の仕事につながった要因として、スキルそのものよりも信頼関係を築くこと、対応の早さ、納期を守ることを挙げています。
その一方で、独立後に仕事を探し続ける労力と収入の不安定さに疲れ、看護師に復帰した方もいます。
「結局私は看護師として復帰する道を選びました。」
— 看護師をしながら副業を始めた人(note)
単発の仕事を都度探し続けていると、仕事探しにかかる時間が実質的な時給を押し下げてしまいます。迅速な返信と丁寧なコミュニケーションでリピートにつなげる仕組みを作ることが、消耗を防ぐ鍵です。
違い3:自分の時間の上限を決めていたか
3つ目の違いは、副業に使える時間をあらかじめ決めていたかです。
本業を持ちながら取り組むなかで、副業にあてる時間を「週8〜10時間」と定めて活動した方がいます。
「作業時間は、週8〜10時間くらいでした。」
— 本業を持ちながら副業をした人(note)
この方は2か月目からリピートの依頼を得られるようになり、3か月目には月収5万円を達成したと綴っています。
バナー1枚に11時間かかっていた会社員の方も、見積もりの段階で修正回数の上限を設けるように改めました。
反対に、時間のコントロールができずにやめてしまった例もあります。バナーやサムネイル制作で月5万円を得たものの、家事や育児、本業と重なる作業負担に耐えきれず撤退したケースです。また、子育てをしながら10年間フリーランスを続けた方も、単価下落と求められるクオリティの上昇、育児負担の重複により、すべてを辞める選択をしました。
「私は全て辞める道を選ぶ。」
— 子育てをしながら10年働いたフリーランス(note)
修正回数や週の作業時間に枠を設けておかないと、報酬額が変わらなくても時給は下がり続けます。仕事を受ける前に修正上限と稼働時間を定めておくことが、長く継続するための土台となります。
単価を上げた人と、やめた人の違い
| 単価を上げた・続けた人 | やめた・疲れ切った人 | |
|---|---|---|
| 提案 | ラフを添えて完成形を見せた | 同じやり方で応募を続けた |
| 仕事の流れ | 同じ相手から続けて頼まれる形にした | 毎回ゼロから仕事を探した |
| 時間 | 週の作業時間と修正の回数を決めた | 家のことや本業と重なって削られた |
【1分セルフチェック】スクールを選ぶ前に
- □ 最初の仕事は、時給換算すると低くなりやすいことを理解している
- □ 応募時に提示する制作物やラフ案を、自力で用意できそうだ
- □ 1週間のうち副業にあてられる上限時間を書き出せる
- □ 検討中のスクールが、卒業後の仕事の獲得をどこまで支援してくれるか把握している
最後の項目がはっきりしない場合は、受講前の無料相談で次のように質問してみてください。
- 「卒業した後、仕事の獲得方法や提案の仕方は、どのように教えていただけますか?」 自分で仕事を獲得する方法や応募のやり方まで指導してもらえるかを確認します。
- 「単価の決め方や、修正の回数の決め方も相談できますか?」 低単価や度重なる修正で消耗しないための実務知識を学べるかを確かめます。
- 「働きながら副業をしている卒業生は、1週間にどのくらいの時間を作業にあてていますか?」 自身の生活リズムと照らし合わせて、無理なく続けられるかを判断します。
Webデザインスクール卒業後の仕事の獲得について実際の体験談を知りたい方は、こちらの記事も参考にしてください。
次の応募ではラフを添えてみよう。修正の回数も、受ける前に決めておく!
まとめ:腕前より仕事の受け方を変える
低単価から抜け出した人たちは、提案時に完成イメージを提示し、継続的に依頼される関係を築き、稼働時間にあらかじめ上限を設けていました。
スタート時の報酬が低いこと自体は、決して珍しいことではありません。最初の仕事を終えたあとに「仕事の受け方」をどう改善できたかが、副業を続けられるかどうかの分かれ道です。
掲載している体験談は、noteや個人のブログに本人が投稿した内容です(2026年9月時点)。年代や職業は、投稿された当時の内容に基づいています。
出典
- スクールを卒業した主婦の人(note):https://note.com/light_sloth7791/n/n75f7acbc52aa
- 会社員の人(note):https://note.com/takuma_biz/n/nc6e8f43b15b1
- 子育て中のWebデザイナー(note):https://note.com/mndgn/n/nfbee6bfa9e26
- 異業種からデザイナーになった主婦の人(note):https://note.com/limber_aster8886/n/n95ed14b7d4f3
- 40代で副業を始めた人(ブログ):https://start-sideweb.com/40s-web-production-sidejob-projects/
- 元制作会社デザイナー・フリーランス5年目(note):https://note.com/haru_ota/n/n23a233f36aa3
- スクールの仲間を見て学び始めた人(note):https://note.com/miso2230/n/n7cf24c88e72d
- 0歳と2歳の子を育てながら学んだ人(note):https://note.com/sananodesign/n/nfd225cbdd3eb
- 看護師をしながら副業を始めた人(note):https://note.com/kirari0_0v/n/ne0c504e4031d
- 本業を持ちながら副業をした人(note):https://note.com/tbirdie/n/n10c8b00e0371
- 月5万円を得た後に副業をやめた人(ブログ):https://tani-side-job.com/web-design-sidejob-exit/
- 子育てをしながら10年働いたフリーランス(note):https://note.com/ameka/n/nf87a170700d2